一般小児科


ipadを使った問診
発熱、咳、鼻水、下痢、嘔吐、便秘、皮膚のぶつぶつなど子どもの異変で外傷以外の病気については、まず当診療所にご相談ください。 また、発疹や耳の下(耳下腺)の腫れのあるお子さまなど感染症からくる病気が考えられる場合は、小部屋を用意していますので、受付でお申し出ください。
また、お子様の症状に応じて病院での治療が望ましいと考えられる際は、適切な病院へご紹介いたします。


予防接種・乳幼児健診


当診療所は、定期予防接種の指定医療機関です
予防接種をご希望の方は事前に予約の上、月曜日・木曜日・金曜日の15:00~16:00にご来所ください。
(上記予防接種枠での受診が難しい方は、一度ご相談ください。他の診療枠で対応いたします。)
また、子どもの成長の節目に実施する乳幼児健診も行っています。乳幼児健診は、火曜日の15:00~16:00で行っています。
お電話にてお問い合わせの上、ご来所ください。

当診療所では、予防接種のスケジュール管理や育児相談など、常勤の保健師により丁寧な保健指導を行います。


てんかん診療


患者様からいただいた手作り時計
「てんかん」という病気は、実はそんなに珍しい病気ではありません。
発症率が“100人に1人”と言われているように、“結構多い” 病態です。
一部に難治性のものもありますが、小児の多くのてんかんは“良性てんかん”で、治る(またはコントロールされる、約70-80%)ことは余り知られていません。最近のマスコミの報道もあり誤解や偏見も多く、“てんかん”は正しく理解されていません。とは言え、新規抗てんかん薬と言われる良質な薬剤選択も可能となり、てんかん患者さんを取り巻く環境も少しずつ改善されつつあります。

しかし、その特徴は患者さんごとに違っていたり、紛らわしい症状などもあり、その対応には患者様の特性に十分に配慮した「正確な診断」や「適切な治療」に加えて「取り巻く社会情勢や心理面へも配慮した良心的なチームサポート」も必要です。当診療所では、てんかん専門医としての病院勤務を生かし、地域のてんかん診療の質のアップに貢献したいと思います。静岡てんかんセンターで研修を受けたナースも在籍し、生活指導だけでなく、てんかんを取り巻く社会福祉制度の利用(自立支援医療など)の案内もさせていただきます。年齢を問わずご相談いただければと思います。


実績

2020年12月末時点で、600症例をこえるてんかん症例を診療しています。年齢も、生後1ヶ月の乳児から、70歳台の高齢者まで、居住地域も、東播磨地域だけなでなく、西北播、豊岡、神戸、西宮までと広域です。また、当院でフォロー中のてんかん患者さんが、痙攣発作を起こした際の救急搬送(救急車の受け入れも可)などにも対応しております。更に時間外も周辺医療機関(小児例は加古川中央市民病院、成人例は順心病院)と連携して対応しております。

内容

最新のデジタル脳波計を使ったビデオ脳波検査により、けいれん性疾患(てんかん、非てんかん性疾患など)の診断と治療を行います。
脳波検査時の沈静(じっとできない患者さん)については、安全に留意しながら、独自の方法を考案し、「他院で脳波検査を試みたが出来なかった」患者さんでも、ほとんどのケースで脳波検査が可能です(開業6年間で 3000件以上の脳波実績、検査できなかった例は3例5回のみ)。発達障害や知的障害などが理由で脳波検査が困難方も、経験豊富な検査技師が良心的な対応で取り組みますので、ぜひご相談ください。

発達相談




カウンセリングルーム
人間は一人として同じではない」ことは、こどもの発達の段階でも多く見られます。
「お友達と少し違う」ことは必ずしも劣っているわけではなく、優れていることかも知れません。
本来こどもの成長のスピードやパターンは多様であるはずですが、昨今は「自分らしさの少ないこども」が増える傾向や、一方で、お利口さんタイプの「画一的で標準的なこども」が評価される傾向がある様に思われてなりません。
発達相談を通じて、それぞれのこどもの持つ「オリジナルな良さ」を大人が共有できればと思います。
親御さんや周囲の大人が感じる「その子の違和感」には、発達障害などに基づくものだけでなく、その子の性格、年齢、性別、精神年齢、環境、親や祖父母との関係など、どの子どもでもあり得るような原因も多々あります。
それが、「子どもにとってはよくあること」「成長とともに変化して改善するだろうこと」「心配しなくていいこと」だと、誰かがほんの少しアドバイスしてあげることで安心できることは一杯あります。
何でもかんでも発達障害みたいに言われる発達専門機関、ネットで調べると当てはまっているように思える多くの不正確な情報氾濫など、今の風潮はよくない傾向です。冷静に、落ち着いて、適切に、子どもに向き合えるように、ちょっとした安心を得られるように、良心的なアドバイスと共に、一緒に考えてみる機会を提供したいと思っています。
臨床で出会った多くのケースを基に、ご家族や本人と一緒に考え、さらに小児に精通した経験豊富な公認臨床心理士さんによる正確な発達検査や評価を参考に、良心的なアドバイスができればと思います。

内容

・運動障害(歩行の遅れ、手先の不器用さ、不随意運動など)
・発達障害の診断と助言(知的な遅れ、学習の困難さ、自閉スペクトラム症、注意欠陥多動症、チック症など)
・小児臨床心理士による発達検査と助言・指導

必要があれば療育施設と連携し訓練などを提案します。

心理カウンセリング

箱庭療法やおもちゃなどを使ったプレイセラピーなど、楽しみながらの心理療法を実施します。不登校や引きこもりの児童生徒へのカウンセリングを実施します。
学校園への助言や担任の先生を招いての協議もおすすめします。